女性の間では一般的になってきたアンダーヘア脱毛。昨今は男性でもVIO脱毛する人が増えてきました。
また近年、介護を見据えた「介護脱毛」や、妊娠・出産に備えた「妊活脱毛」なども増加中です。
でも、VIOはデリケートな部位の話題なので、実際のところアンダーヘア事情はどうなっているのでしょうか?
医療脱毛専門院「リゼクリニック」が実施した『アンダーヘアに関するアンケート調査』から探ってみましょう。
岩手医科大学歯学部卒業後、都内歯科矯正施設で矯正歯科医として表側・裏側矯正や小児の顎骨成長発育誘導多数から成人矯正まであらゆる矯正治療を習得。
その後、矯正と審美歯科、美容皮膚科、美容外科、再生医療、免疫療法を組み合わせた日本で初めてのトータルビューティを実現できるクリニック「医療法人社団 サカイクリニック62」を開業。
歯と美容医療を組み合わせたパイオニアとしてドクター向け講師として活躍する稀有な存在として有名。
得意分野は、口元と肌の若返り美容。美容マシンに関する目利きがずば抜けており、世界でも安全・安心で効果の高いマシンを毎年数台導入するなど、常に患者さまにとって満足度の高い施術を行えるよう心がけている。
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1.アンダーヘア処理事情は実際のところどうなの?
もうすぐ夏がやってきます。肌の露出が多い季節なので、脇の脱毛をはじめ、腕や足のムダ毛処理は女性では当たり前になっていますが、男性で脱毛する人も増えてきていますよね。
夏はビーチやプールなどで水着姿になる機会も多くて、汗による蒸れもありますし、みんな、アンダーヘアの処理ってどうしているのでしょうか。
ナールスエイジングケアアカデミーでは、アンダーヘアの脱毛は今まで取り上げたことの無いテーマです。
デリケートな部位だから、友人同士でもあまり話す機会もないので、気になる方々はぜひご覧ください。
【調査概要:アンダーヘアに関するアンケート調査】
■調査主体:医療脱毛専門院『リゼクリニック』調べ
■対象期間:2019年5月24日(金)~5月25日(土)
■調査方法:インターネット調査
■対象者 :都内在住の20~40代男女600名
1)アンダーヘアをお手入れしている人は、男性でも4割以上
お手入れしている人は、女性は6割弱、男性でも4割以上いることがわかります。
女性では、20代で67%、30代が57%、40代は48%の人がお手入れしていて、もはや当たり前になっているようですね。
男性だと、20代が49%、30代が47%、40代が35%で、20~30代は約半数がお手入れしていると回答!ここ数年、見た目の問題だけでなく利便性を求めてアンダーヘアをすべてなくしてしまう「ハイジ男子」の増加を反映しているようです。
<アンダーヘアのお手入れ状況>
リゼクリニック調べ
2)アンダーヘアをお手入れする理由は?
アンダーヘアをお手入れする理由としては、女性が「下着からはみ出るのがイヤ」、男性が「陰部を清潔に保つため」が最も多い回答でした。
そのほかの主な理由としては、「ムレや痒みの解消」、「ニオイの解消」が多くあがっています。
排泄時のふき取りや、妊娠中や出産後の手入れがラクでお手入れしているのは、介護を見据えた『介護脱毛』や『妊活脱毛』の増加を反映しているようですね。
<女性がアンダーヘアを処理する理由>
リゼクリニック調べ
3)どのようにアンダーヘアを処理している?
一番多い回答は、女性がカミソリで、男性はハサミでカットと、「自己処理」が上位に来ています。
ですが、費用は考慮しないで、理想とするお手入れ法としては、男女ともに「医療機関での脱毛」をトップに挙げていました(女性55.0% 男性30.1%)。
<アンダーヘアの処理方法>
リゼクリニック調べ
4)あなたが考えるアンダーヘアを処理するメリットは?
女性は「生理時」「水着など露出する時」が多く、清潔感や利便性、見た目を重視していますが、男性は清潔感のほかに3人に1人が「セックス時」(30.0%)に感じると回答していて、お手入れする理由に挙げている人よりも多くメリットを感じているようです。
もう1つ注目したいのは、「排泄時」が、男性で21.7%、女性で27.2%ととても高いこと。
エイジングで要介護になった高齢の方の脱毛が増えているようです。
また、介護している方が自分の両親を介護していて、自分も将来を見据えて脱毛しているケースも増えているそうです。
<アンダーヘアを処理するメリット>
リゼクリニック調べ
2.アンダーヘアの処理と年収の関係は?プロに脱毛してもらうことをどう思ってる?
1)アンダーヘアの処理率は、年収が高い人ほど「無毛状態」
年収別に「無毛状態」を調べたところ、年収1,000万円以上の人では4割以上が処理されていました。
年収1000万円以上の人に、パートナーや異性のアンダーヘアの状態について希望を聞いたところ、5人に1人が「異性には無毛を希望」(23.0%)していました。
では、どのような量や形が理想的かというと、男性は「全体的に薄く」(25.7%)、女性は「下着からはみ出ないよう短く」(34.7%)と回答しています。
<年収別のアンダーヘア処理状況>
リゼクリニック調べ
2)プロに「VIO脱毛」をしてもらうのは抵抗感あり
理想とするお手入れ法として「医療期間での脱毛」との回答が一番多かったのですが、実際にクリニックは脱毛サロンなどの専門機関でVIO脱毛するのは「抵抗がある」と60.2%の人が回答しています。
その理由としては、男女とも、「他人に見られるのが恥ずかしいから」をトップに挙げています。
<専門機関でのアンダーヘア処理に抵抗がある理由>
リゼクリニック調べ
*アンダーヘア脱毛をやってみたい!という方はこちらから
*全国の脱毛ができる美容クリニックを検索したいときは!
3.VIO による目的の違いは?
アンダーヘア脱毛は、いわゆるVIOの脱毛です。
VIOとは、Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(肛門周辺)のアンダーヘアのこと。
VIO脱毛は、デリケートゾーン脱毛やハイジニーナ脱毛とも呼ばれます。
デリケートゾーン脱毛とは、さまざまなパターンの脱毛を包括した呼び名で、ハイジニーナ脱毛とは、無毛にすることのようです。
海外では、ハイジニーナ脱毛を希望する方が多いようですが、日本では希望される方はまだ少ないようです。
I(会陰部)&O(肛門周囲)は、特に清潔を意識して、臭い対策やナプキンかぶれ予防が考慮されます。
また、性行為で毛の巻き込みによる痛み予防、はみ出しを防ぐことも考慮されます。
一方、V(ビキニ)ゾーンは、はみ出し予防に加えて、嗜好やファッション性が考慮されます。
4.VIO脱毛も一般化
最近では、脱毛は美容の常識となってきたとともに、若い女性からエイジングケア世代の女性、そして男性にとっても身だしなみの1つになってきました。
アンダーヘア脱毛を取り上げたのは、今回が初めてですが、日本でもかなり一般化して、常識になりつつあるようです。
さて、アンダーヘアなど外に出ているところは、顔や髪、頭皮、爪、手肌、ボディなどと同じく皮膚の一部です。
だから、脱毛する場合は、美容医療として美容皮膚科などが診療するとともに、アフターケアとしてスキンケアが大切です。
そんなことから、ナールスエイジングケアアカデミーでも脱毛のカテゴリーを用意しています。
次の記事も参考にしてください。
5.編集後記
医療脱毛専門院「リゼクリニック」が実施した『アンダーヘアに関するアンケート調査』結果をもとに、大人のアンダーヘア事情をご紹介しましたが、いかがでしたか?
「痛い」「恥ずかしい」「レーザーがからだによくなさそう」など、医療脱毛は、ちょっと不安がありますよね。
欧米ではアンダーヘアの脱毛は当たり前になっていると聞きますが、日本でも以外に脱毛率が高いんですね。
日本人の美意識の高さのあらわれだと思いますが、ムダ毛との闘いは続いていきそうです。
忘れてはいけないのが、脱毛自体はお肌に負担がかかることなので、脱毛後はお肌も敏感になっていて、そのままにしていると肌荒れしたりしますので、アフターケアはしっかりするのが大切。
化粧水を塗った後、保湿クリームを使って、しっかりとお肌を保湿してくださいね。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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